【二日目の顛末】
其の弐の続き
さてさて、2日目も雨。低テンションのまま、兄の電車の時間まで阿蘇界隈をぶらぶらすることにする。
兄がいなくなった後は父と二人きりなので、帰るまでは兄に助手席に乗ってもらい、自分は後部座席へ。兄も運転できないので、運転手は高齢の父。兄弟揃って親不孝者。
後部座席だと、前の2人の会話も聞こえづらく、前の晩もよく眠れていなかったので、自然と眠気が襲ってくる。ちょっと目を下に落としたそのとき! いきなり“ガシャン!!”と嫌な音が!!!!
どうやら、曲がってきた対向車がセンターラインを越えて迫ってきて、サイドミラーを当てて逃げてしまったらしい。慌てて路上を振り返ると、何か黒い物が落ちている。バックで戻り、確認すると相手の車のサイドミラーカバーが取れてしまったようだ。うちの車は小さな傷だけで済んだようだが、曲がりきれずにぶつけておいて逃げてしまうなんて………。誰にもケガがなかったのはよかったけど。
気を取り直して、まずは阿蘇下田城という駅へ。兄が電車で帰るときに使うかもしれないので、場所を確認したいのと、駅構内に温泉があるという珍しい駅なので見に行ってみようということになった。駅の名前も正式には「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」というらしいし。

上記リンク先のWikiでは下田城という城があったとのことだが、駅舎も看板も何となく立派!? 温泉には入らなかったけど、もっぱら地元の人で賑わっているようだ。
それにしても、南阿蘇鉄道ってのどかでいいなぁ。

ついでに駅隣の「縁結びの石」にもご挨拶

まだまだ運転に自信を持っている父は、山道や田舎道などいろんな道に挑戦していく。高速道路はもちろん、幹線道路も好きではなく、母と旅行中もすぐに脇道に入ってどこに出るかワクワクしながら走っていたようだ。
でもって、昼食は以前も行ったことのあるドイツ料理のバイエルン。手作りのソーセージやハムを食べさせてくれるところで、両親が阿蘇へ旅行したときは必ずと言っていいほど通っている店だ。
店内は禁煙だし、父の前でタバコは吸えないので外に出てタバコを吸っていると、店のご主人と遭遇。「ここは初めて?」と聞かれたので、「いや、春に来ました」と答えると、「だと思った、見たことありますもん」との答え。
へぇ、やっぱり客商売だと人のことを憶えているものなのね、と感心しながら席に戻り、父と兄に報告すると、「何度も来とるのに俺は言われたことなか!」と文句を言う父。いやいや、お父さん、あなたの次男坊は人相が悪いからですって!
ついでに、目の前にある阿蘇ファームランドにも行ってみる。土産物屋などがたくさん入っている施設だが、阿蘇は牧場が多いので、熊本土産というよりも北海道土産みたい。チーズや乳製品、卵を使った土産物が満載。

バームクーヘンとかね。

もちろん買ってません! おっぱいプリン。
圧巻だったのは酒売り場。広いフロア全体に九州・沖縄の日本酒、ワイン、焼酎、ビールが所狭しと置いてあり、みたことのない銘柄の酒がいっぱい置いてある。

鹿児島の芋焼酎コーナー!!

焼酎「馬鹿野郎」と「はげあたま」。上司への土産にするときには注意せよ、とのこと。後で調べたら、好きな銘柄と同じ醸造会社の製品だったんで、買っとけばよかったかなぁ。
そんなこんなで阿蘇ファームランドをウロウロしていると、いきなりの雷雨。しばし足止めを余儀なくされる。やっぱり山奥のため、天候が安定せず、旅行中は雷雨や突然の豪雨に遭ってばかりだった。
【以下の文はこの地図を見ながらだとよくわかります】
雨が上がったので、北阿蘇のほうへ足を延ばそうと国道57号を北上していると、父が急に「あれ?」と言い出す。何かと思えば、反対側の車線が渋滞しているのが気になるようだ。かなりの長い間渋滞しているようで、このまま進んでしまうと兄の帰りの電車に間に合わないかもしれないという事態に。
慌ててUターンして立野駅に向うべく脇道に入ると、57号に平行して走っている149号を発見。ほとんど車が走っていない149号をガッツリ南下することでかなり時間ロスを短縮でき、親子3人で大喜び。
ところが立野駅に着いてみると、先ほどの豪雨のため、線路を点検する必要があり、電車が止まっているという事態に。30分後に運転再開、とアナウンスがあったので、兄は間に合うのかなぁ、といった感じだったのだが、そのうちアナウンスが「大幅に遅れております」に変っていく。
駅員に確認すると、2つ先の肥後大津という駅から熊本の間は折返し運転をしているというので、急遽肥後大津駅まで兄を送ることに。いやはや、57号の渋滞にあのまま捕まっていたら…、と冷汗モノだった。
兄を駅に送り届けたら、2泊目の大分県竹田市の長湯温泉へ向うべく、再び57号を走る。助手席に乗った自分は、初めて通る道のナビをやらねばならない。以前は、指示が遅かったり、曲がるところを間違えると怒鳴っていた父だが、久々にナビしてみると「丸くなったなぁ」と感じる。とは言え、竹田市までは57号を走って、竹田市に入ったら47号を走れば着くので、バカでもナビできるんだけどね。
【長湯・水神の森編へ続く…、と思うよ】
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